今回はいろいろなお祝い事の相場を調べてみました。お祝い事なので、それなりの対応はしたいけど世間の相場が知りたいという場合にご確認ください。
基本的に人は産まれてから大きく育ち、学校に入学して、成人になり、結婚して子供を産むという中で、人と人のつながりを持ちながら社会生活を行います。
その社会生活を円滑に進めるものの一つがお祝い祝儀ではないでしょうか。
そこで、出産・入学・結婚のタイミングでのご祝儀の相場について確認していきます。
まずは結婚のお祝いから見ていきます。
結婚祝いの相場
まずは結婚祝いの相場から確認してみましょう。
結婚祝いの相場は大体幾ら位でしょうか。
一般社団法人 全日本冠婚葬祭互助協会が2018年7月17日に公開した「第五回婚礼に関するアンケート調査報告書」(https://www.zengokyo.or.jp/activity/report/search/wedding-gifts/)によると、兄弟姉妹・叔父叔母を除く殆どの関係者で披露宴に参加している人の最多回答額が3万円でした。
結婚式の披露宴で提供される食事の相場が、料理と飲み物で1万5千から2万円程度ということや、引き出物が5千円程度であることを考えると妥当な金額かなと思います。
基本的に5年前の調査と比べても大きな変化は無いようです。
偶数枚は忌み嫌われる
そもそも偶数は「割れる」、「別れる」を想像させるということから、結婚式では忌み嫌われますので、お札も奇数枚つつむということで3万円が多くなった面もあるかと思います。(兄弟や叔父叔母の最多回答の5万円というのもそういう奇数から来ているものと思われます。)
ただ2万円ではだめと言う話ではありません。「2」自体はカップルということで、2万円を包む場合はあまり気にしないという方も多いです。
そこで2万円を包む場合も、1万円1枚、5千円2枚にしてつつむケースもあるようです。
結婚式のご祝儀の意味は
そもそも結婚式のご祝儀は、お祝いを渡すことで、新郎新婦にあまり負担をかけないようにするという気配りの面があります。
新郎新婦が世話になった方々を呼んで披露する場ですから、ご祝儀を希望するものではないのが本来の話ではあります。
そうは言っても、それでなくても費用がかさむので祝儀はありがたいものです。
そういう中で出来上がったのが結婚祝いの相場なのかなと思います。
ご祝儀は人と人のつながりを円滑にする目的もありますよね。ですのでお付き合いの近さで相場がある程度出来てくると考えられます。
それでは、出産祝いから順に見てみましょう。
出産祝いの相場
子供が生まれた時に渡す出産祝いですが、基本的に母子ともに退院して落ち着いたころに渡すのが基本の様です。しかも、だいたい1か月以内くらいに渡すのが良い様です。
出産祝いについては、ベビーカレンダーが平成30年に調査を行い結果を公表しています。
『メニーポケット』時代到来!みんなだれから、いくらもらってる?イマドキの出産祝い事情が明らかに!【出産祝いに関する調査】
https://corp.baby-calendar.jp/wp-content/uploads/2018/03/Babygifts_babycalendar20180329.pdf
その結果によると、96%のママがお金や金券で出産祝いをもらったと回答しています。
そして、その相場ですが、両家の両親からが多く、10万円~30万円が最多価格帯の様です。
一方で、知人・友人の平均は23076円でした。
入学祝いの相場
赤ちゃんが生まれて、大きくなると学校に入学します。
入学のお祝いに関しては2018年2月に株式会社クオカードによる調査がありますので、ここではそれをもとに紹介します。
https://www.quocard.com/newsrelease/20180226_survey.pdf
こちらの調査によると入学祝いで贈る側は適切な価格帯であることを重視しているようです。
そしてもらう側として喜ぶのは「日常生活で使えるもの」と言うことでした。
では”適切な価格帯”の相場は幾らぐらいでしょうか。
上記の調査によると、5000円から1万円程度というのが答えの様です。
ご祝儀に使うお札
ご祝儀に入れるお札は新札が良いとされています。
それは、祝儀が新しい門出を祝うという意味が込められているからの様です。
偶数は「割れる」、「別れる」を想像させるということから、結婚などのお祝い事には、お札も奇数枚つつむケースが多いようです。
相場の話とは少し異なりますが、4や9は「死」や「苦」を連想させるということで、お祝い事には避けるのが礼儀とされています。
祝儀袋
ご祝儀を渡す場合に、お金をそのまま手渡すことはしません(苦笑
必ず祝儀袋に入れて渡しますが、この祝儀袋にも
いろいろと種類がありますので、選ぶ際には気を付けましょう。
祝儀袋の選び方
祝儀袋につきものが水引といわれる飾りの紐です。祝儀に使う水引は、赤と白もしくは金と銀のもので、一度結んだらほどけない、結びなおすことがないという意味を表す
結婚式などでは「結びきり」や「あわび結び」のものを選びます。
【結びきり】
お祝いには「蝶結び」のものもありますが、結婚式では使いません。
【蝶結び】
そして祝儀袋の格式はご祝儀の金額に合わせて選びます。最近はコンビニにおいてある祝儀袋なども目安の金額を記載されていますネ。
金額以上に余りに豪華な祝儀袋は避けた方が無難です。
表書きの書き方
表には「寿」の字の下に「寿」の文字より少し小さな字で名前を書きます。
連名にする場合は、目上の人を右から記載します。夫婦の場合は、姓を真ん中に書いて、右側に夫左側に妻の名前を書きます。
中袋
1)中袋の表面には金額を漢数字で記載します。
ただ最近は漢数字にこだわらないのが普通になっています。円も旧字体ではなく円で良く、也も書かなくなりつつあるようです。
【漢数字】
壱・一 / 弐・二 / 参・三 / 四 / 五 /
六 / 七 / 八 / 九 / 拾・十 /
百 / 阡・千 / 満・万
2)中袋の裏面には住所と名前を記載します。
3)お札は、表面を上にしていれます。
最後に、上包みで包みます。これは、下の折り返しが上になるように包んで、水引に通します。
まとめ
披露宴に出席する前提での結婚祝いは、兄弟姉妹・叔父叔母を除くと、3万円程度が相場の様です。
また出産祝いの知人・友人の平均は23076円でした。
そして入学祝は5千円から1万円程度の様です。
祝儀袋は、渡す金額によって選択して、余り豪華にならないように気を付けると良い様です。
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